ジカ熱に感染する原因や症状!妊婦が注意すべき小頭症の予防対策法

【PR】

YOU86_ninpusan_TP_V

2015年に中南米でジカウイルスによる感染症が大流行し、ジカ熱の知名度が上がりました。

ジカ熱は蚊がウイルスを媒介する感染症で、とくに妊娠中に感染すると胎児に小頭症になる影響が出ることがあるので妊婦さんは注意が必要です。

2016年夏にはブラジルでリオ五輪・オリンピックが開催されるために、日本にもジカ熱が感染するのではないかと心配されている方も多いのではないかと思います。

ここではジカ熱の原因や症状、感染した際の影響などについて紹介します。

Sponsored Links

ジカ熱とは?

ジカ熱とは、ウガンダのジカ森のサルから発見されたウイルスであることから、「ジカウイルス」と名前が付きました。

ジカウイルスを保有している蚊(シマカ)が媒介者となってヒトへ感染する感染症です。

日本にいるヒトスジシマカも媒介が可能なシマカの一種です。このウイルスにはアジア型とアフリカ型が存在します。

デング熱のウイルスの近縁種で症状も似たものがありますが、デング熱よりも軽症です。

ジカ熱の危険な妊娠時期や感染経路

現在(2016年7月)ジカ熱が流行している地域は、中南米とカリブ海地域、オセアニア太平洋諸島(フィジー、トンガ、ニューカレドニア等)、アフリカのカーボベルデ、アジア地域(タイ・フィリピン、ベトナム)です。

主な感染経路に、それらの地域でジカウイルスを持った蚊に刺されると人に感染します。性的な接触により人から人へ感染した例もあります。他にも血液感染(輸血など)の報告があります。

ジカ熱は妊娠中に感染すると、先天性小頭症の赤ちゃんが生まれる可能性があります。

妊娠中のどの時期にジカ熱に感染すると小頭症の赤ちゃんが生まれるのか、まだはっきりしたことはわかっていません。

妊娠中期(17週頃)にジカ熱に感染すると小頭症の発症率が高くなるといった研究結果がありますが、妊娠中はどの時期も感染を予防することが大切です。

ジカ熱に感染した時の原因や症状とは?

ジカ熱は、一昔前は限られた地域に発生する感染症でした。

ジカ熱がさまざまな地域で発見されるようになった原因として、人が旅行などで様々な地域を行き回、感染者が人口の多い地域で蚊を媒介し感染を広げたことが挙げられます。

日本国内での感染は今のところ報告はありませんが、日本にもジカウイルスを媒介できるやぶ蚊(シマカ)はいるので今後の可能性はゼロではありません。

日本では冬になると蚊は生息できないので、もし感染があったとしても流行は一時的なものになるはずです。

潜伏期間は数日から1週間と考えられています。

症状は、自覚症状が出ない人が殆どです。約2割の人に症状がみられますが、風邪と似た症状でジカ熱と気が付かないことも珍しくありません。

発熱、発疹、関節痛、結膜炎、腹痛と嘔吐などが症状にあります。ジカ熱で死ねことは殆どありませんが、基礎疾患や持病がある人は注意しましょう。

Sponsored Links

妊婦は不安?胎児の影響と小頭症

ジカ熱で一番心配なのは、ジカウイルスに感染した母体から胎児へ母子感染し、胎児が小頭症を発症することです。

小頭症とは、赤ちゃんの脳の発達が停止する、または異常に遅れてしまう病気です。

そのため、頭は小さくいびつな形をしており、知的発達や運動発達にも影響がでます。そして、食欲不振、痙攣や発作が伴うこともあります。

小頭症の治療法はまだ見つかっていません。症状に応じた対応、知能訓練や運動訓練、痙攣にはその治療が行われます。

ジカ熱に感染しない為の予防と治療法

予防方法は、やぶ蚊(シマカ)に刺されないことが重要です。

流行地域に行くのは避けるのが賢明でしょう。また流行地域に行く場合は、暑くても外出する際は長袖長ズボンで肌が露出しないようにします。

そして虫よけスプレーはまんべんなく塗布することが大切です。部屋にも蚊が入らないように虫よけを上手に使用することが予防に繋がります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

お肌にやさしい虫よけスプレー 300ml
価格:399円(税込、送料別) (2017/11/7時点)

治療法はまだ見つかっていません。ワクチンもなく、感染した際は症状を和らげる治療が主となります。おおよそ1週間以内に治ります。

まとめ

このようにジカ熱は健常者が感染しても症状が出ないことも多く、出たとしても比較的軽症です。しかし妊婦さんは十分に気を付けることが重要です。

ジカウイルスに感染した妊婦さんの胎児、約3割に小頭症がみられています。高い確率と言えるでしょう。

生まれてくる赤ちゃんの為に流行地域への渡航は避け、どうしても場合は蚊に刺されない予防を徹底することが大切です。

Sponsored Links

シェアする

Sponsored Links