パソコンを使用したデスクワークで、目が疲れたなぁと思ったとき、目の下やまぶたがピクピクして止まらなくなる症状が出たことってありませんか?
人によっては左だけ、右だけとかもいますし、週に1度くらいピクピクして、その度にいつまで続くんだろうと悩まされている人もいるようです。たとえば仕事終わりにピクピクが始まったとして、電車に乗るときも痙攣が止まらないとしたら恥ずかしいですよね。
これが勝手に止まるまで待つのもつらいですし、素早く治せたらどんなにいいことでしょう。今回は、そんなまぶたの痙攣の原因と症状、治し方についてまとめました。
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まぶたのピクピク痙攣、原因とは?
まず、まぶたの痙攣の原因について見ていきましょう。まぶたの痙攣は、大きく3つの種類に分けられます。
・眼瞼(がんけん)ミオキミア
眼精疲労やストレスによって起こるまぶたの痙攣です。
・眼瞼痙攣
大脳の一部の機能障害によって起こると言われています。また、睡眠薬や抗不安薬などの服用が刺激になって起こる例も報告されています。
・片側顔面痙攣
脳幹において、顔面神経が血管と接触することによって起きます。眼だけではなく、頬や口元などの痙攣も伴います。
まぶたの痙攣、そのほかの症状とは?
眼瞼痙攣では、まぶたの痙攣以外の症状も出るので、チェックしておきましょう。
・眼がまぶしくなる
・眼が乾く
・まぶたが自然に閉じてしまう
・手を使わないとまぶたが開けられない
眼がまぶしくなったり、眼が乾いたりといった症状はドライアイにも似ているので、間違った治療につながる恐れがあります。ドライアイの治療をしていても、なかなか治らないという場合は、まぶたがピクピクすることがないか考えてみましょう。
さらに、まぶたが開けられないほど重症になると、日常生活にも支障をきたしますので、注意が必要です。
まぶたの痙攣、治し方や止め方
眼瞼ミオキミアの場合、疲れやストレスを解消することで治すことができます。以下の方法を試してみましょう。
・デスクワークを中断し、遠くを見るか、眼を閉じる
・ホットアイマスクをする
・充分な睡眠をとる
・ストレスを発散する
ツボ押しで早く治す
でも、もっと素早く治したい!そんなときは、ツボ押しを試してみましょう。
球後というツボがあります。場所は、眼窩の下側、目尻から目頭方向に眼の1/4進んだ辺りです。ここを指の重さ程度の圧力で、優しくマッサージするのが効果的です。
まぶたの痙攣、病気の可能性が!?
特に怖いのは、眼瞼痙攣と片側顔面痙攣です。
眼瞼痙攣は、先ほど述べたように、ドライアイと似ています。ただ、痙攣が継続的に続くのが特徴。眼科にかかるときは、その点も忘れずに伝えるようにしましょう。
片側顔面痙攣の特徴は、片方の眼だけピクピク痙攣が起こることです。そのあと、片側の顔全体にピクピクが広がってくるかもしれません。片側の眼だけ開けにくいということも起こります。道を歩いていてモノにぶつかりそうになった経験を持つ人も多いようです。
薬での治療法
これらの病気には、根本的な治療法はありません。症状が軽い場合は、抗コリン薬や、向精神薬で治療することができます。症状が重い場合も、ボツリヌス毒素の注射が効果的であることが知られています。
ボツリヌス毒素はシワ取りにも使われているため、なじみがあるかもしれませんね。この注射の効果は1ヶ月弱続きます。
まとめ
今回は、まぶたがピクピク痙攣して止まらないときの原因と対処方法について考えてきました。日頃から疲れやストレスを貯めない、セルフケアが大事ですね。また、もしピクピク痙攣が始まっても、ツボ押しですぐに治してしまいましょう!
さらには、単なる疲れやストレスではない、病気の可能性もあることもご紹介しました。今回の記事を参考に、あなたの症状を照らし合わせて、病気の可能性がないかも考えてみてください。