幻視と幻聴の原因の病気は統合失調症?症状例と薬治療など対応の仕方

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統合失調症は精神障害病のひとつで、幻覚や幻視、幻聴などの症状が起こる病気です。また本人に自覚症状がないことから、家族の方や知人の人は、対応の仕方に悩むところです。

また昨今ではストレス社会とも言われており、この病気は年々増加の傾向にあります。以前までは、この病気が完治するのは難しいとされていましたが、最近では病院や薬治療で完治して社会復帰している人が何人もいらっしゃいます。

今回は、統合失調症になる原因や症状を詳しく知り、治療法や対応の仕方を詳しく解説していきます。

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統合失調症になる原因とは?

統合失調症になる原因は、ハッキリとは解明されていません。

しかし発症については、その人が持っている「もろさ」に「ストレス」が加わると脳に異常な障害がおこり、症状が出ると考えられています。「もろさ」とは性質で、その人の気質や性格や考え方を指します。また「ストレス」とは、転居・結婚・病気・失恋・受験の失敗・進学など多様です。

病気そのものの遺伝はありません。ですが、発病する確率は両親のどちらかが統合失調症を患っていると、何もない人に比べるとやや高くなっています。親から統合失調症になりやすい「素因(もろさ)」を引き継ぐことや環境が関与すると言われています。

統合失調症が発病した時の症状

統合失調症は、10代後半から20歳にかけて多く発症します。症状は、大きく2種類に分けられます。“陽性症状”と“陰性症状”です。

陽性症状

陽性症状は、幻聴・幻視があります。幻聴とは、実際には言われていない陰口が聞こえ、それに関連した幻視が見えます。そして幻聴に対する返事や会話(独語)があります。

また被害妄想があり、自分は迫害されている、監視されているなどの実際は起きていないことを信じています。

他にも、少しの体の不調が大病ではないかと不安に陥る、自分は不格好、よその家はお金持ちなどの嫉妬、妄想の種類はその人の年齢や環境によって違います。

陰性症状

陰性症状は陽性症状のように目立った症状ではなく、表情や感情がない、興味の喪失、意欲の低下、無気力などがあげられます。

他にも、食欲がなくなり、身だしなみに無頓着になります。症状が出はじめたころは、周囲の人から「近頃落ち込んでいる、何か拗ねている」と見られる程度です。

統合失調症の薬の投与や治療法

薬物療法と心理社会療法を併用するのが主な治療法です。

・薬物療法
薬物療法では抗精神薬が使われます。抗精神薬にはハルペリドール、クロルプロマジン等の以前から使用されているものと、新しいタイプのリスペリドン、クエチアピン等の大きく2種類があります。陽性症状か陰性症状か、また副作用を考慮し医師が処方します。

・心理社会療法
心理社会的療法は症状や医師によって様々です。一般的なものとして、自分の病気を正しく知り対処法を学ぶ、医師とのカウンセリングで不安を和らげる、複数の患者同士で話し自分を客観的に見る、家族からのサポートに効果があるとされています。

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統合失調症の人の病院治療と対応の仕方

病院は精神科を受診する

統合失調症を疑ったら精神科を早目に受診します。

診断がついたら、本人はこの病気を正しく理解し受け入れ、治療を継続するよう努力していく必要があります。家族の支えは大きな助けとなります。家族も悩んだ場合、本人と一緒に主治医の受診やカウンセリングをおこなうと、アドバイスをもらえ接し方が判ります。

また、状態に応じてグループホームを利用することもあります。

統合失調症の人への対応の仕方

統合失調症は社会で生活をしていると問題が出てきます。例として、陽性症状の幻聴や幻視は、本人が実際に聞こえ見えるものですから、周りが「そんなことはない」と否定してもなかなか聞き入れません。

また陰性症状の意欲低下は、仕事や学業が疎かになります。ですから、周囲の理解とサポートは重要となるでしょう。

まとめ

統合失調症についての原因や症状例を詳しく述べてきましたが、幻視や幻聴症状などに当てはまると思った時には早急に精神科で診察を受けましょう。この病気から回復するためには早期の病院での治療法が絶大な効果があります。

薬での薬物投与は副作用が出る人もいますが、薬で完治をした人もいます。また、薬だけではなく精神的治療法も大いに効果があるはずですから、病気が長引く前に、早めに治療に取り掛かるのが最善の方法です。

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