毎年10人から20人ほどの死亡者が出てしまうスズメバチに刺される被害報告。2度目ともなると死亡する危険性が更に増します!
ちなみに、スズメバチに刺された時のアナフィラキーショックが命に関わることはご存知でしょうか?これを知っておかないと大変なことになります。
スズメバチ刺された時の応急処置や対処法、症状例や予防対策法をまとめましたので、スズメバチに刺された時は、これから読むことを落ち着いて行ってください。
Contents
スズメバチに刺された時の症状
スズメバチに刺された直後は、激しい痛みに教われ、数分後には赤く腫れあがります。
単体のハチの毒で死亡することはほとんどありませんが、数十箇所刺された場合やアナフィラキシーショックを起こした場合は死へと繋がることもあります。
刺されるのが2度目の人ははじめての人よりアナフィラキシーショックを起こす可能性が上がります。
アナフィラキシーショックの主な症状は、めまい・嘔吐・下痢・呼吸困難・じんましん・顔面蒼白などです。
スズメバチに刺された時の対処法
落ち着いて安全な場所に
必ず近くにスズメバチの巣があるはずなので、周りの安全をよく確認しながら、まずは安全な場所へ移動しましょう。
スズメバチの毒には仲間を呼ぶフェロモンが含まれていますので、集団に襲われる前にその場から30mは絶対離れましょう。
複数のスズメバチに刺されると、アナフィラキシーショックの危険度が高まります。
毒を傷口から出す
安全な場所を確認、確保できたなら、傷口に爪をたてて毒をギュッと絞り出します。毒を出すのが早ければ早い程、被害は最小限に抑えられます。
この時に、口で毒を吸い出すのは絶対にNGです!!
口に傷があると、そこから毒が染みこんでしまいます。ポイズンリムーバーという毒を吸い出す器具が売られていますので、前もって用意しておくのもよいかもしれません。
毒を出したら、毒の洗い流しと患部の冷却の為、流水で洗い流します。
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ハチに刺されたら、アンモニア消毒(オシッコをかける)が有効と聞いたことがあるかたもいるかもしれませんが、実はこれは逆効果です。
そもそもオシッコにアンモニアは含まれていませんし、感染症の危険もありますので、絶対やめましょう。
かゆくても絶対に掻かないこと
激しい痛みはもちろんですが、同時にかゆみの症状もあらわれます。掻いてしまうとさらに腫れたり、症状が悪化するので、掻いたらダメです。
市販薬の抗ヒスタミンを含むステロイド軟膏を患部を使用すると効果的です。
抗ヒスタミンを含むステロイド軟膏は他の虫に刺された時でも使えるので、あらかじめ購入しておくと何かと役に立ちますよ。
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軟膏を塗ったら触れないようにガーゼと包帯で覆い、保冷材などで冷却することでかゆみを抑えることができます。
病院で受診する
刺されたのが2度目でアナフィラキシーショックが疑われる場合は、ためらわず救急車を呼んでください。
1度目でも体質や複数刺された時はアナフィラキシーショックを起こすこともあります。めまい・嘔吐・下痢・呼吸困難・じんましん・顔面蒼白などの全身症状が出たら危険です。
すぐに119番通報しましょう!!
アナフィラキシーショックの症状がなくても、皮膚科の受診はしましょう。2回目に刺された時はアナフィラキシーショックの可能性が高まります。
事前にエピペン(一時的にアナフィラキシーショックを抑える自己注射薬)の処方を相談しておくべきです。
スズメバチに刺されないための予防対策
スズメバチは人間が好む匂いが好きで、香水や整髪料に寄ってきますので、山林に行くときはつけないほうがよいです。
スズメバチは黒い色に寄ってきますので、白の衣類を身につけ、長袖や長ズボンで肌の露出を控え、頭も狙われやすいので、白い帽子を被ったほうがよいです。
黒目が狙われることもあります。
そしてスズメバチを見つけたら、巣が近くにあるはずなので、静かに離れましょう。
手で払ったり、大声をあげたりしないでください。スズメバチが興奮して危険度が上がります。
スズメバチは顎を動かして、「カチカチッ」と警告音を鳴らしますので、その音が聞こえたら、できるだけ姿勢を低くして、目を手で覆いながらそっと後退することです。
1枚白いタオルを携帯しておくと、スズメバチに遭遇した時に頭から被って、頭と目を守ることができますのでお勧めします。
まとめ
スズメバチの毒はアナフィラキーショックを起こすと、大変危険ですので疑われる症状が出た時は、救急車を呼ぶことをためらわないでください。
正しい応急処置で被害は最小限に抑えることができますので、今回まとめたことを覚えて野外レジャーを楽しみましょう!そして、巣を見つけても自分で駆除しようとせず、役所に相談しましょう。