ムカデに刺された時の対処と応急処置!症状と病院治療は何科で受診?

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突然ムカデに噛まれた時はもの凄く痛くて皮膚が腫れます。また刺された時は非常に焦っていますから、どのように対処や応急処置をしたら良いのか思いつきませんよね?

ムカデはゴキブリを捕食する、ある意味ありがたい害虫なのですが、人間が噛まれると精神的ショックを与えてしまい重症化することもあります。

今回は、もしムカデに噛まれてしまった時の危険な症状例と、正しい薬での応急処置や治療法をまとめました。

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ムカデの生態を知っておこう

ムカデは肉食性で生きている小さな昆虫やクモ、ミミズ、ゴキブリなどを餌にしています。

目はほとんど退化し、死んでいるものには反応せず、その為、動いているものに触れると瞬時に噛みついてきます。ムカデを見つけた時は、軽はずみに触らないようにしましょう。

乾燥に弱く、非常に湿った場所を好みます。昼間は屋外の草むら、石垣の中、落葉、石、植木鉢の下などに潜み、夜になるとエサを求めて家の中に入ってきてしまうことがあります。

ムカデが家の中に入ってきて困っているという方は、玄関ドア・床下の換気口・壁・天井板・エアコンの壁穴などに隙間がないか確認してみてください。

普通の殺虫剤では効果がなく、ムカデに効果がある殺虫剤を使用しましょう。ムカデは意外に素早く、凶暴ですので、むやみに触らないように気をつけてください。

ムカデに噛まれてしまった時の症状

激しい痛みと腫れ

ムカデの毒は神経毒といわれる強い毒ですので、激しい痛みが発生し、傷口が赤く腫れます。

軽度の毒の場合はかゆみだけですみますが、重症の場合は周辺組織が壊死したり、ただれてしまうこともあります。

発熱・頭痛・めまい・吐き気

ムカデの種類によっては上記のような全身症状がでることもありますので、このような症状があらわれたらすぐに病院に行くようにしましょう。

アナフィラキシーショック

ムカデの毒は、ハチ毒と似ていて人によって、特には噛まれるのが二度目の人はアレルギー反応を起こすことがあります。

呼吸困難・血圧低下・めまい・じんましん・顔面蒼白などのアナフィラキシーショックが疑われるような症状が出てきたら、ためらわずに救急車を呼びましょう。

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ムカデに噛まれた時の正しい応急処置

毒素を出す

すぐに毒素をできるだけ出すことがその後の症状を抑えることができます。

傷口は小さく非常に痛いかと思いますが、患部の外側から内側に押し出すように毒素を絞り出します。この時に口で吸い出してしまうと、口内に傷がある場合にそこから毒が染み込む場合もありますので、口で吸いだすのはやめましょう。

ポイズンリムーバ―という便利な道具もありますので、ハチなどの害虫に刺された時のために一つ用意しておくと大変便利です。

熱めのお湯で患部を洗い流す

水でも毒を洗い流すという点では有効ですが、ムカデの毒は熱に弱いとされているので、熱いシャワーで患部を温めながら毒を流すことで毒素が弱まります。

この時の温度は最低43℃以上で、10分から20分患部にかけて温めます。

これは温熱療法といい、民間療法のレベルですが、ムカデの毒には有効とされていますのでお勧めします。噛まれた直後は温熱療法の効果がありますが、時間が経ってしまった場合は逆効果となりますので、冷水で洗い流してください。

弱酸性ではないシャンプーや石鹸で洗うことも有効といわれていますので、もしあれば傷口を洗いましょう。

薬を塗る

抗ヒスタミン剤ステロイド軟膏が有効とされていますので、患部に塗ります。この薬は他の虫に刺されたりした時にも使えますので、普段から用意しておきましょう。

患部を冷やす

患部を冷却するとかゆみを和らげることができますので、保冷剤などを固定し、よく冷やしましょう。直接あてたりしないで、患部をガーゼや包帯などで覆った上から冷やしたほうが良いです。

安静にして、様子を見る

薬を塗っても痛みがおさまらない、腫れがひどい、発熱・頭痛・めまい・吐き気などの症状が出できた場合は、速やかに皮膚科の受診をして下さい。

また、アナフィラキシーショックの疑いがある場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう。

病院は何科で受診する?

ムカデに刺された時の対処法を試しても腫れや痛みが引かない場合は、病院の皮膚科で診察を受けましょう。

上記でも説明しましたが、ムカデによる被害は、呼吸困難、頭痛、めまいなどのアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があります。安易に自己判断せず、迷った時は即病院に行きましょう。

まとめ

ムカデの毒での死亡報告はないようですが、アナフィラキシーショックを起こした場合は、危険だということを覚えておきましょう。

ムカデは種類も多く、10㎝以上もあるムカデに幼児が噛まれたりするととても危険です。

家に隙間があればどこからでも入ってくる虫ですので、部屋の中にいるのを見つけた場合は、すぐに対策すべきです。

小さな子供やペットがいるご家庭で殺虫剤の使用が気になる方は、ハッカ油がムカデ避けに有効性があると言われています。

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