うつ病(新型)を知らない人には、やる気がないだけだとか、怠け者だと軽く見られがちですが、実際には神経的に重い病気になることが多いのです。
今の時代はストレス社会と言われていますので、精神的ダメージを受けて重いうつ病症状になり、そのまま治療をしないでおくと再起が難しくなるケースも多々あります。
また季節的にうつ病になることもあります。特に5月病と言われているなかにうつ病も含まれ、冬になるとうつ病を発症することもあります。今回は、新型うつ病の主な原因と症状、3つの治療法をご紹介していきます。
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新型うつ病になる主な原因
人は誰しも嫌なことがあれば気分が落ち込んだり、傷つくことがあると思います。通常であればこのような状態なら時間の経過とともに自然と回復していくものです。ところが、うつ病の場合はもっと深くて重く、長期にわたって続くのが病的なうつ病の特長です。
うつ病になる主な原因は、この精神的ストレスが最も多いとされています。しかし精神的ストレスと言っても多くの症例がありますので、ここでは一部の症例をあげていきます。
職場当の仕事に環境で起こるストレスの増加
会社へ就職して環境の変化によるストレス、上司や部下、ノルマやパワーハラスメントなどの職場環境のストレス。このような環境に極度のストレスを受けたり、適応できない場合に重いうつ病に発展する場合が多いです。
生活環境の変化によるストレスが増えた
女性で多いのが産後のストレスです。慣れない育児や子育てによるストレス、女性ホルモンバランスの変化、更年期などでなることが多く見られています。
また、転職、引っ越しや騒音などの環境によるストレスでもうつ病になるケースもあるようです。
うつ病になりやすい人の特徴とは?
うつ病になりやすい人の特長としては、生真面目な人がうつ病になりやすいとされています。
しかし、精神的に強いとされている人でも突発的にうつ病になることもありますので注意が必要です。
また年齢的にも30~60歳の方たちが多いとされていますが、最近では受験のストレスで10歳くらいからでもうつ病になるケースも見受けられます。
うつ病になったときの症状と具体例
うつ病になった人に出る症状は、不眠、疲労感、食欲不振、頭痛、肩こり、めまい、胃が重いなどの症状が起こります。このような症状でも家族に隠したり、普通に過ごすには問題がないので、後々になって重症化してしまうので注意が必要です。
また、自分では気が付かないけど、家族や友人に以下のような症状を見受けられたら要注意です!
・以前より元気がない気がする。
・体調不良の訴えが増えた。
・イライラしたり、突然怒ることが多くなった。
・仕事、家事でミスをすることが増えた。
・遅刻、早退、欠勤が増えた。
・会社の同僚や上司、友人と避けるようになった。
・趣味やスポーツをしなくなった。
・家や部屋に閉じこもることが多い。
・お酒の量が増えた。
このような症状を感じたり見かけたりした時は、うつ病のなりかけや、発症をしているのかもしれません。
うつ病になったときの効果的な3つの治療法とは
うつ病の治療はなるべく早い段階で発見、開始して時間をかけてゆっくりと治療することが必要です。強制的にしたところで簡単には治りませんし、かえって逆効果になったり再発することがあるので注意が必要です。
こころと体を休めましょう
うつ病でまずはじめにすることはカラダを休めること。しっかりと休養をとり、今までに受けたストレスを軽減させていくことが大事なのです。自宅や病院、もしくは専門のリハビリを受けると効果的です。
薬物療法えを試してみる
うつ病には「抗うつ薬」を使った治療法もあります。
カラダを休めただけでは回復がみられない場合や、両方使って効果的に治療をします。薬を使う目的としては、神経伝達物質のバランスを改善して機能を回復させることです。抗うつ薬を私用するときには専門の医師に相談して使いましょう。
精神療法
精神療法とは、うつ病になった患者さんと医師、臨床心理士などの専門家で問題を解決していく治療法です。具体的に何が原因なのかを見つけていき、その患者さんに合わせた解決策を行っていきます。
まとめ
最初にも書きましたが、うつ病は軽い病気だと思われていることが多い病気です。しかし、深刻なうつ病によって社会復帰が困難になることもある重い病気です。
なんとなく体調に異変を感じたなら、早めに専門の医師に早めの診察を受けましょう。治療は慌てず、ゆっくりと行っていくことがうつ病を早期に回復させる秘訣です。