気温が高くなると肌を露出したり、プールで遊ぶなどをしてお子さんが伝染性軟属腫(みずいぼ)に感染する事例が多発しています。
水いぼは幼稚園、保育園で幼いお子さんが感染すると言われておりますが、実は大人も発病する病気です。なぜなら、水いぼは皮膚接触による感染する病気だからです。
ここでは3歳のお子さんが全身水いぼに感染して、病院で治療を受けた貴重な体験談をぜひ参考にされてみてください。
幼稚園のプールで水いぼに感染した体験談
※原文のまま掲載しています。
3歳の娘が全身水いぼに感染
娘が3歳の時、全身水いぼに感染してしまいました。
初めは首の後ろや膝の裏などにぽつっと何か所か数えられる程度の発疹だったのですが、翌日に広範囲に広がっていました。
皮膚科に連れて行くと、水いぼと診断されました。
水いぼは放っておいても良いそうなのですが、治るまでに半年ぐらいかかることと集団生活を送っていたので幼稚園の友達にも感染する可能性が高いということで一つ一つ水いぼを潰してウイルスを出す方法を勧められました。
ピンセットで患部と潰すので痛みがあるため、自宅で麻酔テープを患部に一か所ごとに貼り、30分以降に皮膚科へ行くということを繰り返しました。
かき壊してしまうと水いぼがどんどん広がり、2・3日経つと気が付くと一気に広がっていたので顔以外のほぼ全身に水いぼが出来ていました。麻酔テープを貼る作業も大変で、じっとしてもらうのが大変でした。
結局、一度では取り切れず3回に分けてピンセットで一つ一つ水いぼを取ってもらいました。水いぼを取る時は、診察台に乗って取ってもらうのですが娘が怖さで動くので体を押さえていました。
シールを持たせてくれて気を紛らわせたりと必死で看護師さんも私も汗だくになっていました。水いぼはウイルス性なので接触したり、タオルを使いまわしするとうつるので兄弟がいるので神経を使いました。
幸い娘以外の家族にはうつることなく水いぼも跡も残らずに取れました。それ以降は、水いぼになることなく過ごせています。
水いぼが感染する原因と感染経路
伝染性軟属腫(みずいぼ)は、おおよそ3~10歳くらいのお子さんが感染しやすい病気ですが、プールの水では感染することはありません。感染するのは、タオル、浮き輪、ビート板などの皮膚接触から感染するのです。
今回水いぼに感染したお子さんも幼稚園での集団生活による感染です。
プールやお風呂等で感染するのではなく、身近な物から感染してくるのです。タオルは自宅だけではなく他人のタオルや浮き輪、身近な人のハンカチなどからも感染するので注意が必要です。
また、水いぼの感染力はそれほど強いものではありません。
参考※水いぼに感染する原因と皮膚症状!イソジンでの治療法と直し方
まとめ
感染力が弱い水いぼですが、一度感染すると非常に厄介な病気です。また皮膚が弱い人、アトピーの人は非常に感染しやすいので特に注意したほうが良いですね。
他の人の感染を防ぐため、お子さんの皮膚に怪しいイボができたら早めに皮膚科で治療を行いましょう。