呼吸がヒューヒュー苦しい症状は気管支喘息の病気?原因と治療対処法

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特に激しい運動もしていないのに、ゼーゼェ、ヒューヒューといったような、苦しいような息が荒く、笛声喘鳴が出ているよう症状があれば、もしかしたら気管支ぜんそくの可能性が高いです。

6月頃からの梅雨の湿気の多い時期になると咳が出始め、湿気が多くなると症状が悪化するのもこの病気の特のひとつです。主に2歳位の小児や子供から発病しますが、大人も高齢者も発症します。

この気管支ぜんそくは、命を落とす可能性もある危険な発作があります。今回は、気管支ぜんそくの原因とその症状、予防と治療対策法を詳しく解説しています。

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気管支喘息になる原因とは?

気管支ぜんそくの病態は、気管支が炎症を起こして腫れ、気道が狭くなるために呼吸困難になる病気です。また、気管支ぜんそくには、アトピー型と非アトピー型があります。

アトピー型

「アトピー型」は、気管支の炎症が、特定のアレルゲン物質によってアレルギー症状がでることにより引き起こされます。簡単に言えば、アレルギー反応です。主なアレルゲン物質に、ダニ、ハウスダスト、ペットの毛や糞、花粉、食べ物、カビがあります。

近年、密閉された住居が増え換気が不十分なために、ダニ、ハウスダスト、カビが住居内に多く留まるようになったことも原因となっています。

非アトピー型

「非アトピー型」は、気管支の炎症を引き起こす物質に、アレルギー反応を起こすわけではありません。空気の汚れ、薬品の臭い、冷たい空気、季節の変わり目の寒暖の差、ストレスや不安、怒りなどの心理的なもの、風邪のウイルスが原因となり発症します。

気管支喘息の主な症状

・ゼーゼー、ヒューヒューと笛声がする
・激しい咳
・胸が苦しい
・痰(たん)が出る

典型的な症状は、呼吸をすると「ゼーゼー、ヒューヒュー」と音がします。また、激しい咳がでて息が苦しくなります。咳は夜間や早朝に多くでます。他にも、風邪の咳が長引くと、いつの間にかぜんそくになっていることもあります。胸苦しさ、痰がでる、タバコを吸うと咳や痰がでるといった症状もあります。

また、ぜんそくの楽な呼吸法は、ベッドなどに横たわるよりも椅子やソファーに腰かけたほうが楽に呼吸をすることができます。

気管支ぜんそくの予防

一度気管支ぜんそくになると、そのときはおさまってもまた発作を起こしやすくなります。そのため、発作が起きないように予防をします。

アトピー性ぜんそく

・部屋の掃除をこまめに行う

アトピー性ぜんそくの場合は、ハウスダストを徹底的に除去するために、掃除はこまめ行います。掃除機をかけた後に雑巾がけをするのが有効です。また、部屋のほこりの多くは布団や枕、クッションやソファーから出てくるのでカバーをかけます。

・エアコンフィルターを清潔にする

エアコンのフィルターは、サイクルを決めて洗うように心がけます。エアコン内部にカビが生えた場合は、清掃業者に頼んで、エアコンの分解洗浄が効果的です。もしくは、菌に強いエアコンと交換しましょう。

・ペットを飼わない、または個別部屋へ

犬や猫、うさぎやハムスターなどのペットは飼わないようにします。ペットの毛や糞がアレルゲンとなります。もしすでに飼っている時は、ペットを外で飼う、部屋を完全に分けるなどをして対策をしましょう。

非アトピー性ぜんそくの予防

・マスクで刺激物吸入対策

非アトピー性ぜんそくの場合は、柔軟剤、薬品のにおい、殺虫剤、煙、タバコの煙など、刺激物を吸いこまないようにします。大気汚染も原因のひとつですから、交通量が多い場所では排気ガスを吸うのを防ぐため、マスクの使用も効果的です。

・ストレス・睡眠

また、ストレスが原因と疑われる場合は、十分に睡眠をとり、ストレスを発散する方法を見つけて、ストレスと上手に付き合うようにします。

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気管支ぜんそくの治療・対策法

呼吸器科を早期に受診し、治療を受けます。主な治療法は、発作が起きないように慢性化している気管支の炎症をおさえます。一般的に「吸入ステロイド薬」という薬剤を使用します。ステロイドは炎症を鎮める効果があり、毎日継続して使用するものです。

もし発作が出た場合は「短時間作用性吸入β2」などの発作を抑えるのに速効性がある薬を使用します。それでも発作がおさまらないときは、数日間苦しい思いをすることもあります。そうなると重症化の可能性があるので、病院を受診します。

また、死にそうに苦しい場合は命の危険を伴うこともあり、すぐに病院を受診する、それでも間に合わない場合は救急外来を受診する、または救急車を呼ぶこともあるかもしれません。

まとめ

気管支ぜんそくは大人が感染すると完治しにくい病気です。もし発病した場合には、上記の記事にあるような、気管支ぜんそくの原因となる物の予防・対策を日頃から実施していきましょう。

また、仕事中や普段の運動にも注意しましょう。急に走って呼吸困難を起こすと大変危険です。このように、もしものこともあるので、一度専門の医師と詳しく相談をしておくことをお勧めします。

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