なんとなく頭が痛い、今朝から頭痛がひどい、以前から頭痛が続いている、このような頭痛は大人も子供も憂鬱になります。このままほうってよいものか?医者に行くべきか?悩みところですよね?
また頭痛には右左、前後などで症状や病名が別れたり、危険なものと比較的安全なものとで分かれます。このことから、しばらく放置しておけば治ると思って自己判断してしまうのは大変危険です!
そこで、今回は危険性のある頭痛と、心配が少ない症状を詳しく紹介していきます。
危険な頭痛の種類
頭が痛くて起こる危険な代表的なものとして、「脳出血」「脳梗塞」「脳腫瘍」があります。
これらの頭の病気は命を落とす可能性がある危険な大変病気です。また命を落とさなくとも障害が残ることもある病気なので注意が必要です。
主に、血液中に問題がある、高血圧、糖尿病である人がなりやすいです。
脳出血
脳出血とは、脳の血管が敗れて脳内に出血が起こる病気で、脳溢血(のういっけつ)とも呼ばれます。
脳出血おこるときはなんらかの前兆がみられることもありますが、突然なることがある場合がほとんどです。
■症状
・頭がズキズキする
・目がかすむ
・気分が悪い
・手足が麻痺する
・運動障害
・感覚障害
・意識障害
※意識不明の昏睡状態になる重症例もあります。
脳梗塞
脳梗塞とは、脳の動脈が血栓(血の固まり)などに塞がれて血液が流れなくなり、酸素不足、栄養不足になり脳の脳組織が壊死する病気です。
血液中のコレステロールが増加して、動脈硬化がある方がなる病気。主に糖尿病、高血圧である方は要注意!
■症状
・うでのしびれ
・からだのまひ
・意識障害
・うまく会話ができない
・話が理解できない
脳腫瘍
頭蓋骨内にできる腫瘍の総称で、脳組織からから発生する原発性脳腫瘍と臓器から転移する転移性脳腫瘍の2種類があります。
脳腫瘍は高齢者の人だけではなく、若い年齢の方でもなる病気です。突然痛むことは少なく、脳脳腫瘍が時間をかけて大きくなり痛みが発生する特徴があります。
■症状
・嘔吐
・けいれん
・運動麻痺
・知覚障害
・記憶障害
心配がすくない頭痛
危険度が少ない頭痛には、原因となるものが不確定であり、慢性的な頭痛があげられます。
代表的なものでは「偏頭痛」「緊張性頭痛」があります。
偏頭痛
偏頭痛は、名前の通り頭の片側だけが痛む病気ですが、片側だけではなく両方痛むこともああります。
偏頭痛の主な原因としては疲労。睡眠不足、ストレスが主な原因とされています。ストレス環境が多い女性がなりやすいです。
■症状
・頭のこめかみから目のあたりにかけて脈打つような痛み
・吐き気や嘔吐
・涙が出る
緊張性頭痛
精神的にストレスを受け、頭部の後ろから首筋にかけて筋肉が緊張をおこす。その後血流が悪くなって頭が痛くなる慢性的な頭痛です。
また同じ姿勢を続けての長時間労働、眼精疲労があると頭痛が起きやすくなります。
■症状
・嘔吐
・後頭部から首筋にかけての激痛
・肩こり
あとがき
ただ頭痛がするといっても軽度のものから重度のものまで様々です。慢性的な頭痛はストレスや肩こりからも頭痛を引き起こすことがあり、頭痛の中でも軽度のものですが、長時間続くと生活環境や仕事に影響が出るのでやっかいです。
重度の頭痛は、突然起こることもある怖い病気です。異変を感じたら、手遅れになる前に早急に専門の医師に診療を受けて対応してください。