りんご病は子供も大人も感染する病気!かゆみや熱、発疹の原因と症状

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りんご病と聞くと、頬を真っ赤に腫らした子供を思い浮かべると思います。実際、幼児や小学生の間で夏場に流行する伝染病です。しかし、自分のお子さんを通じて、あるいは子供と接する機会の多い職場で子供から大人にうつる可能性は大いにあります。

そして、大人が感染した場合、子供の症状よりも重症化する場合が多いのもりんご病の特徴です。何より、妊娠中の女性がかかると、お母さんに症状が出るだけでなくお腹の赤ちゃんにまで甚大な影響を及ぼす恐ろしい病気であることを忘れてはなりません。

今回は大人のりんご病の症状と予防・治療法についてご紹介します。正しい知識を持ち、しっかりと対処しましょう。

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りんご病に感染する原因のウイルス

りんご病は正式名称を「伝染性紅斑」といいます。ヒトパルポウイルスB19というウイルスに感染することにより発症します。一度かかると抗体ができ、再発することはありません。子供の頃かかったという方はまず安心でしょう。

また、幼少時りんご病にかからなくても大人の約半数は免疫を獲得しているといわれています。通常の風邪同様、主な感染経路は飛沫感染・接触感染ですが、感染力は弱いとされています。体力が回復し、マスクを着けるなど周囲へ配慮すれば、学校や仕事を再開しても大丈夫です。

大人のりんご病の症状とは

子供のりんご病は微熱や咳・鼻づまりにはじまり、両頬や腕、おなかやおしりの紅斑が特徴にあげられますが、殆どの場合軽い症状で済みます。

しかし大人のりんご病は子供と異なり、長く重症化するケースが多いのです。主な特徴は以下の通りです。

・高熱が3日ほど続く
・めまい・吐き気・長く続く倦怠感
・痒みを伴う頬の赤み・手足の湿疹
・関節痛

これらの症状は患者によって表れ方が異なり、関節痛がひどく歩くのもままならない人もいれば、手足の痒みで睡眠不足に陥り、精神的にも辛い状況が続く人もいます。あるいは複数の症状が一度に表れたり、かわるがわる表れたりする場合もあるということです。

また病名の由来にもなっている頬の赤みは、大人の場合はそれほど見られず、ほてりだけで終わることもあります。

りんご病に感染した時の対処法

りんご病には特効薬が存在しません。ですので、表れた症状に対する対処療法で様子を見ることが正しい対処法といえます。

関節痛で辛い場合は鎮痛剤を使用し、痒みがたまらないのなら痒み止めを処方してもらう必要があるでしょう。症状を緩和し、体力の消耗を防ぎましょう。

色々な症状が表れると、何か重篤な病気なのかと不安になることと思いますが、りんご病だと判明すれば少しは安心できるでしょう。だいたい1か月ほどで完治し、その後はかかることはまずありません。

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りんご病を予防するには

妊婦は特に注意!

りんご病は、特に妊婦さんにとって恐ろしい病気です。妊娠20週までの妊婦さんが罹患すると、高確率で胎児に重篤な影響を及ぼし、最悪の場合は死産、流産に繋がります。上のお子さんが幼稚園や学校で感染し、それが親にうつるケースが殆どです。

規則正しい生活をする

りんご病にかからないために大切なことは、いくつかあります。まず、免疫力を高めることは、りんご病に限らず全ての感染症予防に効果があります。すなわち体温を下げ過ぎず、規則正しい生活を心掛けることが大切です。

冷房の効きすぎた部屋に長時間いたり、暑いからのど越しのよい冷たいもので食事を済ませたりしていませんか。夏場はただでさえ体力を奪われる時期です。睡眠時間の確保や栄養バランスのよい食事で感染症に負けない身体をキープしましょう。

手洗い、うがいをする

また、飛沫・接触感染を防ぐために、手洗いうがいを徹底することも大切です。外出から戻った時、トイレの後、食事の前後などを習慣づけましょう。家の中に感染者がいる場合、感染を広げないために本人も他の家族もマスクを着用しましょう。

小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、保育園や幼稚園で流行っていないかどうか、情報をチェックすることも大切です。

まとめ

りんご病は子供が罹患するよりも、体力があるはずの大人がかかる方が辛く長い症状が続く病気です。高熱が続き、全身が痛くなり、身動きを取るのが非常に大変です。

できるだけ予防することが望ましいですが、かかってしまったら体力の消耗に注意しながら、症状を緩和させる処置を施しましょう。また、感染を広げないためにマスクを着用し、こまめな手洗いとうがいを心掛けましょう。

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