膝が痛い時の6つの原因と症状とは?つらい膝関節痛の予防と治療法

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膝が痛くなると日常生活だけではなく、仕事や運動に支障が出るため結構大変です。また高齢者だけではなく、20代の若い年齢でも運動不足や肥満による膝関節痛がよくあることのようです。

膝が痛くなる原因には、いくつもの症例があるため、一言で説明するのは困難です。スポーツや運動のし過ぎ、高齢、病気など、様々な要因が考えられますね。今回は膝が痛くなる原因や症状例、予防治療法を詳しく解説していきます。

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ひざ関節の役割

体にはいくつもの関節(骨と骨のつなぎ目の部分)があります。目に見える関節から目に見えない関節までその数なんと約350個。これだけの関節が体のあらゆるところに存在しています。

関節の基本的な役割は骨を曲げたり伸ばしたりすること。これができるおかげで普段の動作をスムーズに行うことができます。関節は靭帯によって骨と骨が離れないよう結び付けられています。また関節は袋のようになっており、内側に軟骨(なんこつ)や滑膜(かつまく)があります。関節中の空間には関節の動きをなめらかにする潤滑油(滑液:かつえき)が分泌されています。

まずははじめに、膝関節の役割の説明をします。

膝は体重を支える役目

ただ単に体重を支えているわけではありません。人間は様々な動きをします。その動きに合わせて体重を分散・吸収させたりして体への負担を軽減しています。

足を動かすときの補助

わたしたちの動きに合わせて膝の関節が広がったり狭まったりするおかげで、座ったり立ったりと、いろんな動作をスムーズに行うことができるのです。

それらの大きな役割を担っている膝のトラブル。これに悩まされている人は意外と多いのではないでしょうか。

膝関節が痛む原因とは?

「膝の痛み」の原因は様々です。急激に痛くなったり、徐々に痛くなったりするなど、大きく分けて6つの原因が考えられます。

・炎症で起こる痛み
関節の中の細胞が何らかの原因で、侵されたときにその原因を取り除いたり、その結果できたものを片付ける現象が起こっている場合
例:関節リウマチ、リウマチ熱、全身性エリテマトーデス、感染性関節炎など

・関節腔内の微小結晶
関節の中に小さな結晶が溜まって、それらが化学物質を放出する場合
例:痛風など

・外傷
関節を大きく伸ばしすぎたり、関節がねじれたり、靭帯が切れたりした場合
例:使いすぎ、靭帯損傷など

・関節面不適合
軟骨がすり減ることによって、関節の骨同士がこすれあうことで起こる場合
例:変形性質関節症、肥満など

・腫瘍
関節のまわりに骨腫瘍ができたり、関節まわり腫瘍が転移した場合
例:骨肉腫、リンパ腫

・関節内貯留液の増大・出血
関節の中にある貯留液が増えたり、関節の中で出血が起こると、関節の内圧が上がる場合
例:血友病

膝が痛い時の症状

膝が痛いと関節だけでなく様々な症状がついてきます。

・関節が赤く腫れたり熱を持つ
・痛みがあるので動かしにくくなる
・全身倦怠感
・熱が出たり、寒気がする
・痛みによるイライラ
・精神的不安
・膝から音がする
・膝に水がたまる

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膝の痛みの治療法

原因によって治療法は様々ですが、大きく分けて5つの治療があります。

・安静療法
関節の痛みを和らげるために、安静にします。

・薬物療法
関節の痛みを和らげるために薬を飲みます。原因によって薬の種類は異なりますので、医師の指示に従って行うようにしましょう。

・理学療法
原因にもよりますが、慢性的な痛みであれば温熱療法(関節を温める)や、運動療法(筋力を増強する、関節の動く範囲を広くする)などがあります。また、膝にかかる負担を軽減するために補助具(コルセットやサポーターなど)を使うこともあります。

・食事療法
痛風などの場合は、膝の痛みを軽減するためにプリン体を多く含む食品をなるべく控えます。また、肥満も膝にとっては負担が重くなりますので、標準体重を維持するようにします。

・外科的治療
手術によって関節を正常な状態に戻すことがあります。

膝の痛みを予防する方法

膝の痛みを予防するには、運動習慣と生活習慣が大切です。

スクワットやストレッチなどの運動を行うことで、膝の周りに筋肉がついていきます。それらが膝の負担を軽減してくれる役割を果たします。また、生活習慣を正しく保つことは肥満の予防にもつながります。

肥満による体重の増加は、膝への負担が大きくなります。それが原因で膝が痛くなることもあります。そういった自分でできる小さな努力で膝の痛みを予防してみてはいかがでしょうか。

まとめ

膝が痛いと言っても、どんな治療が自分の膝の痛みに合っているか、また病気の可能性も十分考えられます。ですので、まずは専門医師の診断を受け、最適な治療法や対処法を行うことが一番有効です。

健康な時は気が付きにくいですが、ひざが悪くなってくると普段の日常生活が困難になってきます。膝に負担がかからないように、普段からの運動や体重の増加には十分注意していきましょう。

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