足裏の大量の汗をかく原因はストレス?5つの対策で臭い多汗を止める

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人間は暑い時や寒い時に汗を出し、体温を下げたり上げたりをして体温調整をしていますが、大量の発汗は悩みの種にもなります。特に顔や脇、手などの目立つ個所の大量の汗はぜひとも何とかしたいものですが、普段人には見せない足の裏にかく汗も意外と困るものです。

靴の中やくつ下が常に蒸れたりビチョビチョになって気持ちが悪いし、臭いや痒み、痛みも気になる。特に冷え性の方は大変です。お座敷での食事など、靴を脱ぐ場面に出くわすのが億劫なんてことがあります。

今回はそんな足裏の汗にお悩みの方のために、その原因と対処法をまとめてみました。

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足裏が大量に汗をかく原因とは?

足裏に多量の汗をかいてしまう原因は主に以下の3つが考えられます。

ストレス、自律神経の乱れ

私達の身体は暑さを感じれば自然に発汗します。しかし、気温に関係なく常に足の裏に汗をかいているという場合、精神的発汗の可能性があります。

精神的発汗では、汗腺が多く集まっている足の裏や脇の下、手のひらに多く汗をかき、その名のとおり緊張の高まりやストレスなど精神的な圧迫が自律神経に作用することで起こるといわれています。

自律神経は我々の意志とは関係なく働き、身体の調子を整えてくれるものですが、汗もこの自律神経によって調節されます。そのバランスが何らかの原因で崩れた時に、必要以上に汗が出てしまうと考えられています。

運動不足

ウォーキングやジョギング、スポーツ競技など、日頃から適度な運動を心掛け、日常的に汗をかいている人は、全身に存在している汗腺がきちんと機能しています。

一方、ほとんど運動する機会を持たずに生活している人は、汗をかくことも少ないので、顔や手、足などの日常生活でよく動かす部分の汗腺のみ機能し、他は休眠状態に陥ります。

運動不足の人が急激に動いたり極度に緊張したりすると、働いている汗腺からだけどっと汗があふれ出すということになるのです。

冷え性

また冷え性とも関連してきます。冷え性だから汗をかかないのでは?と思われがちですが、その考えや知識は間違いです。

冷え性は血流が悪いと起こりやすくなります。ですが、人間の体温調整は汗をかくことで調整していますので、足裏が冷えている場合には温めようとして余計に汗を出します。

このように冷え性の方は、多汗になりやすい特徴を持っているのです。

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足裏の汗を止めるには

足裏の汗は本人にとっては不快ですし、もしかしたら臭いで周囲に迷惑をかけているかも…と気になる場合もあるでしょう。また、靴の中が湿気の多い状態というのは足自体にとってもよくありません。水虫や感染症の要因にもなりうるのです。

残念ながら多汗症の決定的な治療法は確立されていませんが、以下に示す方法で症状を軽減することはできます。ご自身に合ったものを見つけましょう。

事前準備

単純ですが、足の裏に汗をかくことを前提に、替えの靴下を準備したり足を冷やすための保冷材を常備する方法です。

テスト前にしっかり勉強して備えるのと何の準備もしないでいるのとでは、テスト開始前から精神的に大きな差が出ますよね。それと同じで、たとえ替えの靴下や保冷剤を使用せずとも、それらを持参しているというだけで心の支えとなり汗を抑えることができるのです。

また緊張して自律神経が乱れ大量の汗が出ても、足を冷やして体温を下げることにより、汗がおさまる場合もあります。

制汗剤

汗の臭いが気になる個所に、事前にスプレーしたり塗ったりしておきましょう。最近では足専用の商品も発売されています。

みょうばん・塩化アルミニウム

みょうばんや塩化アルミニウムには汗や臭いを抑える効果があり、制汗剤にこれらの成分が含まれている場合もあります。比較的安価で、扱いやすいのが特長ですが、肌の弱い方はかゆみや炎症に注意が必要ですので、専門医と相談してみてください。

ボトックス注入

たるみやしわを取るというイメージが強いボトックス注入ですが、多汗症の症状を抑える効果もあります。

ボトックスはボツリヌス菌から作られた薬剤で、汗の分泌を司るアセチルコリンという神経伝達物質の働きを弱める効果があり、注入することで発汗が抑えられます。

通常3日~1週間ほどで効果が表れ、3~6か月間効果が持続するといわれています。

腰部交感神経節ブロック

下肢を支配している交感神経に針を刺して薬剤を注入してブロックし、足裏に汗を出す指令を止める方法です。下肢の血行障害や疼痛の改善に用いられる治療法でもあります。

症状の深刻さによっては有用な治療法ではありますが、高価である上に代償性発汗や射精障害などの副作用が表れる場合もあります。施術にあたっては専門医との綿密な協議が必要でしょう。

まとめ

足裏の汗は、周囲からは理解されにくい悩みゆえ、余計に深刻に考えてしまう方もいらっしゃることと思います。また水虫や感染症などを併発する危険もありますので、放っておくわけにはいきません。

今回紹介した中に、ご自身の症状に合った対処法があることを願っています。

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