薄着になる季節、普段外から見えない部分も気になりますね。足の裏のへんが痒くて痛い、ふと足裏を見たら、固くなった皮がむけている。なんてことはありませんか?
気温が高くなる夏では素足になることも多くなり、皮が向けている足では恥ずかしくてサンダルなどの素足が目立つ靴が履けませんよね。
また、なんで足裏の皮が剥けるのか原因が気になります。
今回は足の裏の皮がむける原因として多い4つをまとめていきますので、自覚症状と合わせてみてください。
Contents
もしかして水虫かも?
足裏の皮が剥ける原因としては一番厄介な水虫からです。
水虫とは一般的に白癬菌という真菌(カビ)に感染する皮膚病です。足の裏の皮がむけるだけではないので、これから書くことを自分の症状と合わせてみましょう。
水虫の代表的な症状
・かゆみ
・腫れ、痛み
・白くふやける
・ザラザラのかかと
・ボロボロな爪の先端
これらの症状はありますか?
特にかゆみは最も有名な症状です。かゆみがある場合は、初期症状ですので早めに治療をはじめると完治も早くなります。
しかしかゆみが起こらない水虫もありますので、次は水虫の種類別に詳しくまとめます。
●指間型
指間型(しかんがた)は、足の指の間の皮がむけ、かゆみが強く、ただれることもあります。
●小水疱型
小水疱型(しょうすいほうがた)は、土踏まずの皮がむけ、かゆみが強く、小さな水疱ができます。
●角質増殖型
角質増殖型は、足の裏の角質が全体的に暑くなり白っぽくなります。かゆみを伴うことがないのでわかりくい。
水虫対策
かゆみがある場合は、水虫を疑い、治療をはじめましょう。かゆみがなくても角質増殖型の症状はかゆみがありませんので、片足だけの皮がむけるという方は可能性が高いです。
爪にまで白癬菌が広がる(爪白癬)になると完治が難しくなりますので、かゆみがある方は皮膚科での治療を早急に行いましょう。
かゆみがない方も水虫以外の原因の対策をしても、足の裏の皮がむける方は、皮膚科への相談をお勧めします。
水虫は高温多湿が好きなので、長時間革靴やブーツを履いている時期に足の裏の皮がむける方は要注意です。
参考:かゆい水虫になる原因と種類別症状!指や爪の感染治療と予防対策
乾燥肌が原因で足裏の皮がむけているのかも?
かゆみがない場合は、足裏の肌が乾燥しているせいかもしれません。
冬の乾燥している季節になりやすいです。肌表面の油分が失われるので、バリア機能が失われ、皮膚が刺激に敏感になって皮がむけてしまうのかもしれません。
足の裏は負荷のかかり方に差があるので、一部だけの皮が新陳代謝が進みます。乾燥がひどくなると角質は厚く硬くなり、ひび割れしやすくなります。
足裏の乾燥肌対策
足を清潔にし保湿を行いましょう。お風呂上りに足の裏にも保湿クリームを塗りましょう。
足の裏がベタベタするのが気になるかたは、馬油配合のクリームがさらっとした使い心地ですので、お勧めします。
足裏の保湿ケアを行っても改善されない場合は、水虫の可能性もありますので、皮膚科に相談しましょう。
汗疱(かんぽう)
かゆみや小さな水ぶくれの症状があらわれます。
水膨れが破け、足の裏の皮がむけることがあります。酷くなると湿疹がでて、見た目には水虫と変わらないかもしれません。
手のひらや足の裏に汗をかきやすい方に多く発症する皮膚の病気で、汗が全て皮膚から排出されずに溜まってしまい、水膨れになります。
水ぶくれの治療と対策
汗疱の状態では、2~3週間で自然治癒しますが、水膨れが破れ湿疹ができると(汗疱状湿疹)痛みやかゆみが伴いますので皮膚科を受診しましょう。
ステロイド外用薬・サルチリ酸などで症状をおさえることができます。
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水虫とは違い菌が原因ではないので、人に移ることはありません。汗をかいたらふきとり、清潔をこころがけることで予防になります。
多汗症が原因で足の皮がむける?
特に暑いわけでもなく、激しい運動をしていないのに手のひらや足裏の汗腺、脇の下などから多量に発汗する病気です。
緊張すると大量の汗をかくので、精神的な病気と勘違いされやすいですが、自律神経のなかの交感神経の反応が強すぎることが原因といわれています。
緊張した時に足の裏に汗をかいて靴下が濡れてしまっても靴下をすぐ交換することはできないですよね。その為、あせもができやすく、常に湿った状態で足の裏の皮がふやけてめくれることがあります。
足裏の多汗症対策
多汗症は、幼少期や思春期の頃に発症しやすく、治療は交感神経を何らかの方法でブロックするか、手術での切除が行われています。
重症度や場所によって治療は異なりますので、信頼できる医師を見つけ、相談してみましょう。
まとめ
足の裏の皮がむけると、まずは水虫を疑ってしまいますが、原因はそれだけではありません。
足の裏の皮がむける以外の上記の症状が自分にもあるのか確認し、まずは手軽な対策法から試してみましょう。
その後も改善される様子もなく、治療が必要と思われる症状がある場合は、皮膚科の受診をお勧めします。